楽屋のフジモンとお坊ちゃん芸人
楽屋で「ギャグやって」って言う先輩は
面倒くさい先輩だと思います。
ギャグっていうのは
あくまでも本番中にテンションを上げて
やるもんで
プライベートでやるもんじゃない。
だから、みなさんも
町で芸人を見かけても
「ギャグやって」と言わないでください。
ハッキリ言って
「面倒くさせえなあ」って思われるだけです。
ただ、僕は面倒くさい先輩です。
楽屋で後輩にギャグをやらせます。
もちろん、ちゃんとした理由があります。
単純にギャグを見て笑いたいって
言うのもあるんですけど、
それだけじゃありません。
楽屋で後輩にしつこく
何度もギャグをふっていると
本番中にいいタイミングで
パスを出せるようになったり、
誰もやっていない新しいカラミが
出来たりするからです。
言わばスパーリングなんです。
だから、僕は例え楽屋であっても
全力でギャグをやってくれる奴が好きです。
何度ふっても毎回同じテンションで
やってくれる後輩が好きです。
でも、さすがに先輩には
なかなか「ギャグやってください」
と楽屋で言えないもんです。
ただ例外が何人かいます。
そのうちの一人がフジモンです。
フジモンには
「あのギャグやってください」
と平気で言えます。
何でか。
フジモンは頼まなくても、
自分のギャグだろうが、人のギャグだろうが、
楽屋で全力でやっているからです。
「2007年度検定」の楽屋でも
フジモンに「ギャグやってください」
と頼みました。
もちろん全力でやってくれました。
僕は世の中では
全く流行っていないフジモンのギャグを見て大笑い。
笑うたびに
「もう一回いいですか」
と言って
そのたびにフジモンはフルテンション。
なんだったら本番中より
テンション高いんじゃないでしょうか。
そしてフジモン。
次は庄司に
「平成のぱぴぷぺぽやって」
と庄司にギャグをやらせ。
さらに
「品川です。やって」
と僕にギャグをやらせました。
そして、僕はずっとはじっこで見ていた
お坊ちゃん芸人ふかわりょうさんにも
「てぃん。やって下さい」
と言いました。
「いや、僕は、そういうのいいよ」
さすが、お坊ちゃん芸人
楽屋でギャグなんてやろうとはしません。
「おい、みんなやっとんねん。やれや」
「いや、楽屋じゃないですか」
「楽屋とか、関係ないねん。
先輩が言うてんねんからやれや。
品川も庄司もやったやろ」
「僕は吉本じゃないですから」
「いいからやれや、ほら、てぃんってやれや」
「てぃん。ってやれや」
「わかりましたよ」
「てぃん」
「できるやないか、もう一回やって」
「てぃん」
「てぃん」
何でフジモンまでやってんだよ。
そしてフジモン。さらにふかわさんに
「カチーンもやれや」
と言いました。
「カチーン」
「カチーン」
だから何でフジモンまでやんだっつうの。
そんで、なんだこの顔。
アナルに棒状の物を突っ込まれた北京原人です。
北京芸人です。
お坊ちゃん芸人と
北京芸人
いろんな人がいろんな育ちかたして芸人になって
同じ楽屋でワイワイやってます。












