でっかい花。
次に向かったのは、
「ラフレシア」
っていうでっかい花の咲く村。
つぼみの期間が7か月で
咲いてるのは3~4日、
しかも、
つぼみの段階で、
栄養分が足りないと枯れてしまう。
そんな幻の花が
「昨日、咲いたらしい」
とガイドさんからの情報、
これは行くしかないでしょ。
てなわけで、
さっそく、
「ラフレシア」の咲く村に向かいました。
着いてみると、
飼い犬なのか、
野良犬なのか、
とにかく、
道路の真ん中に
犬。
そして、
また犬。
こいつらは、
車が来てもよけません。
だから
しかたなく、
車がよけます。
幻の花、「ラフレシア」は
そんな犬だらけの村
「カンポンココブ」
と言う本当に小さな村の、
普通の民家の裏庭に咲くそうです。
なので、
その土地の持ち主に
入場料を払って花を見せてもらうのです。
そうです。
入場料とは裏庭への入場料です。
その、観光客からの
入場料の使い道はというと
村の発展のために使っているとのことでしたが、
実際は、
村の祭りの酒代に消えていくそうです。
良いじゃないですかその感じ。
村の発展の資金イコール祭りの酒代。
なんかその感じ好き。
村の将来のことを話しながら、
飲んじゃうみたいなね。
そんな話をガイドさんに聞きながら、
入場料を払うカウンターに着くと、
本当に気の良さそうなおばちゃんに
お金を支払います。
家族でやってるって感じ丸出しで、
カウンターの上には、
子供が座っていました。
この写真をおばちゃんに見せると、
おばちゃんは何故か大笑い。
そして、
「ラフレシア」
まで案内してくれるのは
きっとおばちゃんの息子だと思います。
こっからは、
僕の想像交じりです。
きっと、
反抗期なのでしょう。
思春期なんでしょう。
手伝いなんかしたくないんです。
弟は気さくで誰にでも愛想がいいが、
自分は初対面の人とうまく話せない。
「ちょっと、お客さん来たから案内してあげて」
「うん」
「ちゃんと親切にするんだよ」
「うん」
「じゃあ、行っといで」
的な会話が交わされたんでしょう。
おばちゃんは終始笑顔。
息子はむくれっ面。
写真を撮りながらゆっくり進む僕を、
全然待ってはくれません。
でも、まあ、
やっぱ気分は良くて、
緑の匂いが心地よい。
そんな緑の匂いに交じって
香水のような良い香りがする。
なんて、いい香りなんだろう。
天然の草花から、
こんないい匂いがするなんて、
と思いながら、
息子に追いつくと、
思いっきり、
息子から香水の匂いがしました。
「お前かいっ」
天然の良い香りだーっ
とか軽く感動しちゃって恥ずかしいわっ。
とか言ってる間に、
ラフレシアに到着。
なんかちょっと不気味。
そして、
この椎茸に切れ目をいれたようなのが
つぼみだそうです。
カウンターに戻り、
おばちゃんに
「楽しんだかい」
的なことを言われて
思いっきり日本語で
「楽しかった」
と答えました。
僕は歩きだし、
振り返り、
最後に手を振ると、
家族全員で手を振っていました。
あの息子であろう香水の男の子も、
控え目に手を振っていました。
彼の笑顔もまだつぼみで、
7~8か月経ったら
綺麗な花を咲かせることでしょう。
と綺麗にまとめた風ですが、
これは、
あくまでも、
僕の想像です。
息子かどうかも定かではありません。













