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2009年2月23日 (月)

クソみたいに売れていない芸人のクソッという独り言

僕のよく行く焼肉屋で

後輩が2人バイトしています。

どんぴしゃの赤峰

パンクブーブーのジュンです。

2人とも九州男児です。

そして、

2人とも

はっきり言って

クソみたいに売れていません。

僕は勘違いしていました。

昔、売れていない芸人は

ギラギラしていました。

「何で俺が売れねえんだ」

っていつも

イラついて、

トガッて、

敏感で、

貪欲で、

ガッついて、

僕自身、

ギラついていました。

それに比べると、

最近の若手は、

シュッとしていて、

みんな仲良くて、

ギラついてねえな。

もう、そういう時代じゃないのかな。

なんて思ってました。

どうやら、

それは勘違いだったようです。

昨日、

僕が焼肉を食べていると、

ジュンが空いた皿を運びながら、

「クソッ」

と舌打ちしてるのです。

「どうした?」

「いや、早く売れなダメやって

思いました」

何で、このタイミングで?

空いた皿を運びながら、

早くバイトしないで

芸人一本で食べていきたいと

思ったのか、

客に何かイラつくことを言われたのか、

それとも、

僕が食べに来ていて、

単純にそう感じたか、

理由は分かりませんが、

イラついているのです。

「急にイラついちゃったの?」

「金、貯めます」

「何、それ?」

「金貯めて、引っ越しします」

「何で?」

「自分を追い詰めるために

もっと高い家賃のとこに住みます」

確かに、

芸人の間で給料ギリギリの

家賃の所に住んで、

自分を追い詰めるっていう

ジンクスはあります。

僕もやりました。

それはギャンブルであり、

失敗すれば借金まみれになります。

それを焼肉屋で突然発表。

ギラついてるじゃないですか。

「赤峰さん。終わったら

1杯飲みに行きましょう」

「いいよ。近所の居酒屋行くか」

僕は

「どこ?」

と聞きました。

すると、

ジュンが

「安いとこがあるんですよ

大五郎の4級下の焼酎ですけどね」

いいじゃん。

そう言うの、

バイトして、イラついて、

安い酒飲んで、

熱く愚痴と夢を語るんでしょ。

ギラついてんじゃん。

僕は、

昨日は酒を飲まないと

決めていたのですが、

後輩のギラギラを見て

ついつい僕も火がついちゃって、

バイト終わりの二人と

飲みに行くことにしました。

いやー

ギラついているね。

熱いね。

うざいね。

赤峰は長淵剛の大ファンで、

僕が何を言っても、

長渕をからめて、

「長渕も言ってました」

「長渕も若い時に・・・」

「僕は長淵に会いたくないんですよ

会っちゃうと長渕さんって

呼ぶ事になっちゃうでしょ

ファンとしては

長淵でいて欲しいんですよ」

長渕に対する熱さもさることながら、

笑いも長渕に絡めて

話すもんだから

なおさらに熱い熱い。

そして、

二人の売れたいという気持ちは

言葉の端々に感じられた。

年中、こういう奴らに、

熱く、ウザく、

語られると

鬱陶しいけど、

たまにはいい感じです。

やっぱ、

ギラついた若手っていい。

あいつらが

売れて丸くなったら

「お前ら焼肉屋でギラついてたな

肉の脂で余計にギラついてたぜ」

って馬鹿にしてやろうと思います。

もちろん、

僕も現状に満足している

ワケじゃありません。

クソみたいに売れてない後輩の

クソッという独り言は

僕に刺激をくれました。

「クソッ」

たまには悔しさを

口にしてみるのもいいもんだ。


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