ブサイク
漫才をやりに行きました
楽屋に入ると
Bコースの羽生が
ゴザの上に
正座をして
読書をしていた

寺子屋かっ。

もしくは
お経かっ。
まったく
そんな
真剣な表情で何読んでんだ。

『ブサヤリ』
〜ブサイクがかわいい女とヤる技術〜
何ちゅう本読んでんだ。
この本は
エロ本以上に
買いづらい
だって、
『こいつ、
自分でブサイクって
受け入れちゃってんだ
どれどれ
顔見てやろう
本当にブサイクだ』
って
本屋の店員に思われる
そんな
高いハードルを
乗り越えて
真剣な表情で
正座して読むなんて
なんて男だ。
『ヤれそう?』
と僕が聞くと
羽生は
『はい』
と真っ直ぐな目で
答えました。
まるで
夢見る少年のような
その顔は
最高にブサイクでした。
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