忘れた
完璧に用意した!と思っていても必ず何かを忘れてしまう。
今回も水中眼鏡を忘れた。
というか、
水中眼鏡をすぐに忘れる。
家には旅行先で買った水中眼鏡が3〜4個は転がっている。
このままでは、
年末の忘年会で出てしまったお腹をプールで泳いで引っ込めるという計画が台無しだ。
仕方がないのでホテルのショップで水中眼鏡を買った。
すると村上が
『俺も水中眼鏡買おう』
と言い出した。
いやいや
村上は泳げないのです。
『泳げないのに水中眼鏡買うの?』
『はい』
『泳がないのに?』
『ずっと浮かんでいたい人が着ける水中眼鏡ってどれですかね?』
『知らねえよ』
ということで村上は

シュノーケルと水中眼鏡を購入。
なるほど
彼はシュノーケリングをしたかったらしい。
確かに、その後、海でシュノーケリングを楽しんでいた。
どうやら
村上は泳げないけど、水は好きみたいで、海を眺めながらずっとプールに浸かっていた。
露天風呂かよ。
でも本人は楽しそう。
だって
カメラを向けたら

謎の浮かれポーズ!
さらには
海をバッグに会心の笑みを浮かべ
はい。チーズ!

自撮り。
たくさんの人がいるプールサイドで迷いのない笑顔で自撮り。
浮かれてるよね。
そして村上はプールサイドで呟いた。
『久しぶりに運動した。かなりカロリー消費したな』
いやいや
運動はしていない。
お前は、浮かぶか、浸かるかしかしていないぞ。
カロリーを消費したとしたら浮かれポーズの分ぐらいだ。
さて
もうすぐ森本とよしおが到着するぞ。
ちなみに
琥珀が村上のことを『ポン』と呼び出した。
(フルポンのポンです。もちろん僕が仕込みました)


